百日紅の育て方 サルスベリ
サルスベリの
季節・日常の手入れポイント
剪定方法
翌年も花付きをよくするために剪定を行います。
適期は葉の落葉期の1月から3月頃です。
その年に伸びた枝を短く切り戻すことが、基本となります。
本年枝は付け根から2cmほど残してばっさりと短く切り詰めます。枝をごく短く切り詰めると翌春に勢いのある長い枝が伸びやすく
サルスベリはそのような枝に たくさんの花をつけます。
枝の先端だけを切り詰めるような剪定では、出てくる枝は少し貧弱で、花付きが少し悪いです。
本年枝の切り詰める長さで翌春の枝の伸びが変 わってくるのが 百日紅の剪定のポイントです
春以降の剪定
春以降に伸びた枝に初夏〜夏にかけて花をつけるので、この時期は基本的にサルスベリの 枝を切りません。しかし
地際から勢いよく伸びてくる枝(ヤゴ)や細くて弱々しい枝などがあれば付け根から取り除いて整理し、その程度にとどめます。
花がら摘み
花が咲き終わった後は、タネをつけて消耗しないように花がらは出来るがり 切り取っておきましょう。
こぶの整理剪定(目安3年〜5年に1度)
本年枝の剪定を毎年繰り返すと、毎年切る位置あたりが肥大してげんこつのようなコブになります。
こぶが大きくなってしまうと全体の樹形が損なわれ、見た目が少し悪くなりますので
数年に1度はこぶの位置を切り落とすような感じで古枝ごと切り戻しを行います。
サルスベリの 日当たり・置き場所
サルスベリは日光がとても大事で
日当たりが悪いと花つきが悪くなり日陰で育てるとほとんど花が咲きません。一年を通して日当たりのよい場所で育てましょう。
暑さには強い植物ですが、少々寒さに弱い性質があります。東北地方以西なら地植えにしても問題なく冬越しできます。
水やり・肥料
地植えは植え付けた直後根付くまでの間、炎天下の日が10日以上続く場合は、多少水をやりますが、
それ以外は基本的には 水をやる必要はありません。自然のみままで大丈夫ですが あまりにも 乾燥がと気温が
高い日が連日続くようでしたら 葉の状態をみて しなっている 少し葉が元気のない状態でしたら
お水を 上げて下さい
鉢植えは土の表面が乾いたらたっぷりと与えるようにしましょう。
肥料は地植えの場合、植え付ける前に土にたっぷりと堆肥を混ぜ込みます。鉢植えは化成肥料を混ぜ込みます。
追肥は冬の落葉期に油かすと骨粉を混ぜた肥料を 株元に与えます。
鉢植えはそれに加えて、枝がよくのびる5月と開花中の8月〜9月にゆっくり効くタイプの化成肥料を与えてください
用土
水はけがよく、肥沃な土が適しています。
鉢植えで育てる場合 赤玉土小粒6:腐葉土4の割合で混ぜます。植え替え・植え付け
地植えの場合は必要ありません。
サルスベリの鉢植えの場合は2年〜3年に1回植え替えが必要です。
まわりの土を3分の1ほど落として新しい土で植えます。大きくしたい場合は 一回り大きな鉢に、
そのままの大きさを維持したい場合は同じ大きさの鉢を使用します。
適期は休眠に入る紅葉時期10月〜11月、春に休眠からさめる3月〜4月頃が 植え替えの適した時期です
サルスベリの3大ポイント
日当たりが悪いと花が咲かない
寒冷地での植栽は少し不向き
剪定の適期は落葉期に行う